【コラム】
育休中の働き方革命【育休ボランティア日記vol.3】

※ママボランでボランティア中の浜本晴菜さんにコラムを書いていただいています

育休ボランティアをするうえで、やったこととか感じたことを記録しておきたいな~くらいの気持ちで始めた日記も、主宰するオンラインサロンのコンテンツになり、noteに転載したらママボランのFacebookページでご紹介いただき、ボランティア先の広報ブログにも寄稿することになり、ママボランHPのコラムでも連載させていただくことに・・・もう何が何だか、この広がりがめちゃくちゃうれしいです!!!

実はもともと発信は得意ではなく、文章を書くのは昔から好き(国語・作文大好き)なのですが、自分の気持ちや考えを文章にするのはなんだか恥ずかしくて更新が続かず閉じたブログは数知れず。でもコラムという形で誰かに求められて、〆切を設けて文章を書かせていただくのは自分の性格に合っている気がします。

このボランティア日記を読んで、誰か1人でも「育休中のボランティアにチャレンジしてみようかな!」と思っていただけたら万々歳なので、これからも育休中のブランクに悩むママの背中を押すために続けていきたいと思います。

前回のコラムでは、マッチングしたボランティア先の企業との初回面談とミッション決定までの経緯でしたが、その後打ち合わせを経て業務内容もグッと具体的なアクションになってきました。今回はITベンチャー企業で働いてみて、本業の会社との働き方の違いと、乳児と24時間一緒にいながらどうやって業務を進めているか、について書いてみようと思います。

※ボランティア先:田町にあるスパインラボというITベンチャー企業で、保育園の業務支援システムと連絡帳アプリのコドモンを作っている会社です。


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私事ですが8月末が結婚記念日でして、毎年家族で行っている1晩1組限定のシェフステーブルでフレンチのフルコースがいただけるレストランでたらふく食べたわけですよ。メニューの1つに、それはそれは立派なフォアグラがゴロゴロ入ったスープがありまして、何のためらいもなく完食したのですが、その2日後から急に体調が悪くなりひどい頭痛とみるみる上がる熱…。大人になって39度超えなんて季節外れのインフルエンザ!?何!?乳児いるのに起き上がれなくて辛いんですけど!!と思ったら、ハイ!乳腺炎!フォアグラ(とそのほか、もろもろのおいしいお料理)で見事に母乳が詰まりました。

高熱でのたうち回っている最中にスパインラボでの打ち合わせが入っていたのですが、事情を話してリスケしていただきました。子連れボランティアだと、「子どもの急な体調不良で~」とかはよくあると思いますが、まさかの母。猛省です。(が、9月の3連休にキャンプに行きBBQで肉を食べまくったら2度目の乳腺炎(幸い軽度)になったことはあまり大きな声では言えません…)

さてそんな急な体調不良の時含め、業務を進める中で疑問点が出てきたとき、進捗を共有したいとき、アイディアが降ってきたとき、どうやってボランティア先と連絡を取っているか、をご紹介します。

連絡手段はボランティア先によると思いますが、超アナログ大企業勤務の私にとっては革命的なツールだったので声を大にしてお伝えしたい。その名はSlackです!IT企業やコミュニティ運営において当たり前に使われているのだと思いますが、とても業務効率化に長けたツールです。(まだそんなに使いこなせてはいないのであくまで初心者目線での感想です)

スパインラボの場合ですが、みなさんアイコンが子どもの写真とかイラストとかで親近感爆発!社長のアイコンは娘ちゃんの写真なので、まるで4歳くらいの女の子と会話している気分です。緊張がほぐれます(笑)

それからこれもスパインラボでの場合かもしれませんが、レスがめちゃくちゃ速い。その場で話しているくらいの感覚でレスが返ってきます。Slackで資料を送ると、すぐ見てくれてその場で修正点が送られてきて、ちゃっと直してまたUPするとその場でOKが出ます。

今まで私が働いてきた環境では、メールを立ち上げ、関係者を宛先に入れ、管理職をccに入れ、役職順・年齢順に名前をタイプして「お疲れ様です。〇〇部の浜本です」から始まるメール…。資料の説明、いつまでに確認してほしいかを記述して送信。でもみんな基本メール処理が追いついていないので、緊急性がないものは後回しにされ、そして忘れられることもしばしば。

それがSlackだと、個人に送りたければ「@」で名前をつけられますし、DMも送れますし、とにかく「お疲れ様です」とか言わずに要件だけ投げられるのがめちゃくちゃすがすがしい。メールを打つより何倍、いや何十倍も時短です。私にとって働き方革命でした。

ツールもさながらですが、ボランティアをしてみて一番感じたのは仕事に対する意識の違いです。打ち合わせの中で、こんなことやりたい、あんなことやりたいというアイデアが出たときに、ちょっと話が大きいことだったり、現時点でツテがないことでも「どうやってやろうか?」という議論に自然となるのが痛快でした。けっっっして本業の会社を悪く言うつもりはありませんが、クライアントの商品を扱う仕事柄、リスクに対しては敏感ですし、部署ごとの役割に対する線引きもシビアなので、「これはうちの部署でやる仕事じゃない」と上司から言われることもしばしば。ブレストと言いながら、消去法で一番無難な方法を探る会議にもやもやしたこともありました。

もちろん成果につながる施策を考えるのは基本ですが、アイデアに対して粗探しをするのではなくポジティブな姿勢で取り組むという意識は、本業に持ち帰りたいことの一つです。

前回決めたミッションに対して、2カ月のスケジュールに落とし込んだ具体的なアクションを社長とHRの担当者Tさんとすり合わせる打ち合わせの中でも、一つ一つのアイディアに対して、とてもポジティブなリアクションをいただけて、本当にうれしかったです。心のどこかで「これは無理とか言われるかも」という不安もあったりしたのですが、ほぼすべてのアイデアに対して「やろう!」という流れになりました(太っ腹!)

私も私で、思ったことをばんばん言って、正攻法はこうだけど、それじゃつまんないからこうしませんか?と気軽に提案できる環境に、水を得た魚のように楽しくミッションに取り組ませていただいています。

ボランティア先では「保育園・保育士さん」という身近であり、かつ顔が見える人のために何ができるか?を考えることができるので、とっても気持ちが入ります。保育園や保育士さんの業務負担を減らす、ということはゆくゆくは子どもたちのためにもなることであって、それは親である私たちにも返ってくる。そう思うと、すごくやりがいがあります。

スパインラボは最近「子どもを取り巻く環境をテクノロジーでよくする」という新しいミッションを発表しました。今もっとも必要とされているのに、忙しさや給与の低さで人材不足の保育士業界を、テクノロジーの力で課題解決していき、子どもたちの未来を明るくしていくことに、少しでも貢献できればなあという思いで、私もボランティアに取り組んでいます。

私はあまり仕事とプライベートの線引きをせずに生きていけるタイプなので、「両立する」という意識はなく仕事も育児も家庭も混ざり合いながら成立していく「ワークライフブレンド」を目指しています。

そんな中でも、細かく集中する時間を取って作業を進めたり、仕事を忘れて家族と過ごしたりとメリハリは意識していますが、ママボランからもありがたい「両立サポート」を受けています。

1つがママボランのボランティア提携先でもある「おかん」の10種類のお惣菜が月1で自宅に届くサービス。なんと、ボランティア期間中は無料です。もうこれ欲しさにボランティア始めたと言っても過言ではないくらいありがたいサポートです。「ちょっと1品足りない」とか子どもが「ちょっとお腹空いた」ってときに電子レンジで1分温めればすぐ食卓に出せる手軽さがすばらしい。真空パックなので、冷蔵庫で1カ月持つんですよ!(我が家は2週間もしないうちに食べきりました笑)忙しいママにとって、冷蔵庫に「ちょっとした何か」がストックされている安心感ははんぱないです。

もう1つは、1カ月10,000円分のベビーシッターチケット(家事代行サービスとどちらかで選べます)。ベビーシッターって万が一のピンチヒッターで復帰後使えるから試しておきたいと思いつつ、探すのが面倒くさいとか、申込手順が煩雑とか、家片づけなきゃとか、なかなか腰が重いですよね。でも1カ月10,000円分の補助券がもらえて、しかもくり越しできないってなったら、主婦のみなさん「もったいない!」のが勝ちますよね!?私も、何でもない平日の昼間に、1人でカフェでランチしながら集中して作業する目的で2時間申し込んでみました。今はその日を指折り数えて楽しみにしています。

ママボランのすごいところは、ボランティア業務と育児の両立にサポートをつけているのではなく、本当の目的は「仕事復帰後も外部のサービスに頼れるように」その練習のための両立サポートだそうです。たしかに復帰後はもう毎日がバッタバタなので、復帰してからベビーシッターを探したり、家事代行を頼みたいと思っても「調べる・見つける・申し込む」の過程が面倒くさいし時間がない!ってなっちゃいます。だから育休中に試しておくことで、仕事復帰後もスムーズに安心して利用できる仕組みができるってことです。さすがワーママが立ち上げた事業だけあって、働くママのかゆいところに手が届きまくってます!

ボランティア業務も基本在宅ですが、子どもが昼寝をするタイミングを見計らって作業を進めたり、スケジュールを立てて段取りをしたり、いかに少ない時間で効率的に業務を進めるか生産性を意識したり、思いっ切り復帰に向けた訓練の場になっています。育休ボランティアを通して、今までのキャリアを別の企業で活かし、新しい働き方や仕事に対する意識を持ち帰るという、普通に産休育休を過ごしていたら絶対にできなかった経験をさせていただき、まさにママボランのコンセプトである「キャリアのブランクをブライトへ」を体感しています。

まだ1周年というママボランですが、これからも多くのキャリアに悩めるママたちの育休をブライトにしてほしいと思います。

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