【コラム】
自分らしく働き続けるための準備期間【育休ボランティア日記vol.4】

※ママボランでボランティア中の浜本晴菜さんにコラムを書いていただいています

一番初めにママボランのSUP(Start Up Program)を受講したときは2カ月だった息子もあっという間にハーフバースデーを迎えました。どこに行くにもエルゴの中ですやすや寝てばかりだったのに、最近は寝返りをマスターし、常にじたばた動き回り、最近のブームは「えび反りしながら叫ぶ」…こ、これが男子か…とこれからの成長が楽しみなような、怖いような、複雑な親心です。

日中も息子が起きている間はなかなか作業時間を確保するのが難しくなってきて、息子を連れての打ち合わせも上記のブームのおかげでハードルが高くなってきました。でもそこを何とかやりくりして、遊ぶときは遊ぶ!疲れさせてすかさず授乳!からの入眠!と自分の時間を捻出する術をいろいろと持ち合わせているのは2児の母の余裕というやつでしょうか。

また、わんぱくな息子の相手をしながらボランティア活動をするうえで、ママボランの両立サポートのベビーシッターチケットや、区の一時保育などにも助けられています。職場復帰は来春の予定ですが、育休中からいろんな外部のサポートを試して、親子ともに慣れておくことも復帰後のスムーズな両立につながると感じます。

さて、ボランティア先での活動は最短期間の2カ月の中間地点に立ちました。

業務もちょうど中間報告のポイントなので、先日3週間ぶりに出社しました。今回のコラムでは、ボランティア本格始動から1カ月の感想と、初めての子なし出社?!について書いてみようと思います。

※ボランティア先は、田町にあるスパインラボというITベンチャー企業で、保育園の業務支援システムと連絡帳アプリのコドモンを作っている会社です。


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ママボランを通しての最短の活動期間は2カ月です。

まずはどんな職場でも2カ月働いてみたら人となりが分かるし、仕事をするうえでも動き方やアウトプットの質みたいなものは見えてくると思います。私も最初は「まず2カ月やってみて考えよう!」くらいの気持ちでスタートしました。せっかくの機会なので、育休中に複数社ボランティアを経験してみてもいいかなとも思っていました。

でも1カ月間スパインラボでボランティアをさせてもらって感じるのは「すごいおもしろい」のひと言です。

業務内容が、保育園を支援すること、その先の保育士さん、保護者、そして子どもたちのためになることなので、とてもやりがいがあります。自分自身の母親としての視点がかなり活かせますし、今ない仕組みやコンテンツを考える業務は、7年間、本業で企画職として培ってきたノウハウも活かせます。大企業の中では抑圧されがちな「主体性」も、ベンチャー企業の中では1番求められる要素だと感じています。指示を待つのではなく、課題に対しての解決策を自分で考え、動いてみることが本当におもしろくて、水を得た魚のようにイキイキとやらせてもらっています。

ボランティア中のミッションに対して提案している施策も、もともとは「2カ月でアウトプットまで完結すること」という条件で出していたのですが、どんどんやりたいことが出てきてしまってとても2カ月では終わらなそうで、延長確定です!

さて、2カ月の折り返し地点ということで、1つの制作物の中間共有をするために3週間ぶりに出社したのですが…。わんぱく息子を一時保育に放り込んでみました!上の子は10カ月で保育園に入るまでは1度もシッターさんにすら預けたことがなかったのですが、何のためらいもなく預けられるのは2人目の宿命ですね。

スパインラボから徒歩5分のところに港区の子育て広場があり、その中の一時保育は区外の人でも4時間2,500円で利用することができます。ベビーシッターに比べたら破格!自宅からスパインラボがある田町までも電車で30分かかるので、住んでいる区で預けるよりも利用時間が長くとれるのが決め手でした。

区が運営する施設なので、申込はFAXか来館で…、というびっくり仰天なアナログさでしたが、出社のたびに足を運び、ようやく予約が取れました!乳児を預ける場合、オムツや着替えも多く、一時保育なのにすべてに名前を書かなければいけなくて、準備の時点で発狂しそうになりましたが、なんとかIKEAのでっかい袋に荷物を詰め込み朝8時に通勤ラッシュの波に飲まれつつも田町到着!預ける直前に授乳をして、何も知らない息子はキョトンとした顔で保育士さんに連れていかれました。

ちょっと切ない気持ちもあったものの、2秒後には切り替えて身軽さにソワソワしつつ、会社近くのカフェでゆっくりモーニングをしながら作業を進めたり、タスク消化をして、10時にスパインラボに出社!浮足立っている私を見て、HR担当のTさんにも「身軽ですね!」と笑われました。でも身軽なのは身体だけじゃありませんでしたよ、もうね、思考が超快適!!!!

子どものことを気にせず集中してブレストができるってこんなに楽しかったんだ、仕事最高!!!ってなりました。息子を抱っこしながらでも打ち合わせはできるんですが、「重いな」とか「オムツ大丈夫かな?」とか「あとどれくらいで起きちゃうかな…。あ、やばいモゾモゾし始めた」とか雑念が多すぎて、頭が上手く回りません。思い切って預けてよかった~と心底感じた打ち合わせでした。

今進めているプロジェクトの中で、いろいろとあんなことやりたい、こんなことやりたいっていうアイデアが出てきて、それを「じゃあどうやってやる?」っていう部分をあーでもないこーでもないとブレストしたのですが、本当に楽しすぎてあっという間に2時間が経っていました。スパインラボが持っている保育園とのつながりという強みを活かして、今までにない新しい取り組みの提案ができそうで、ブレスト中いろいろと書き殴ったメモを見ながらワクワクが止まりませんでした。

いつもより1時間早く起きて、通勤ラッシュの満員電車に大荷物と赤ちゃん背負って乗って、2時間ガッツリ打ち合わせをして、「本当にまだ午前中ですか?」と思うほどの疲労感でしたが、なぜかふわふわと心地よいハイ状態で、お迎えに走る足取りも軽かったです。育休中のママにとって(私だけかもしれませんが)、仕事は育児のリフレッシュになるのかもしれません。ジムで走り込んだりプールで泳いだ後の爽快な疲労感と似た感覚でした。

育休ボランティアを通して痛感しているのは、とにかく私、仕事好きだわってことです。

子どもはかわいいし、癒されるし、このうえなく大切な存在なんですが、私はどうがんばっても「仕事セーブして育児に専念しよう」という発想になりません。もちろん子どもは第一優先だし、そのために今後の柔軟な働き方を模索中ではあるのですが、働き方のために仕事のウエイトを落とすこと(時短にする・裁量が減る・働き方は自由でもやりがいのない業種や職種に転職するなど)は考えていません。

生涯ワクワク仕事をしていたい、新しいモノコトを生み出していたい、価値を作り伝え続けていきたい、そんなことを強く思いました。自分の中の働くことに対する信念に気づけたことも、ママボランの大きな収穫の一つです。きっとなんとなく育休を過ごしていたら、そのままなんとなく復帰して、仕事に追われる日々をまた過ごしていたのかもなあと思います。

ママボランを通して知り合った方が立ち上げた育休中のママたちのコミュニティに参加しているのですが、そこではみんな育休中のテーマを設定しています。なんとなく育休を過ごすのではなく、育休中だからこそ達成したいことを考え、それをテーマに掲げて達成するためのアクションを考え、実践していくためのコミュニティです。

私が設定した育休中のテーマは「会社の中でも外でも、自分らしく働くための準備期間」です。会社員として働き続けるか、働き方重視で転職するか、独立するか、今後のキャリアで悩んでいた時期もあったのですが、今は全部ひっくるめて場所や条件にとらわれずに「自分らしい働き方」を会社の中でも外でも実現できるようになろう、という気持ちに至りました。

会社員としてもおもしろい仕事をしていきたいし、会社でできないことは外で実現できる自分でありたいし、いつでも辞めてフリーで働けるような状態でもありたい。自分らしく働く、とは自分の裁量で働き方をコントロールできる状態にあるということなんだと感じます。そこを目指して、育休中はボランティアやコミュニティの運営や活動、パラレルキャリアと、自分の強みを活かして育てられる場所で力をつけていきたいとメラメラ燃えています!

2018年もあと2カ月半。保活も本格的に始まり、年が明けたらあっという間に復帰の時期が近づいてきそうですが、あと半年の育休を後悔なく、自分らしく、楽しみ満喫したいと思います。ママボランでの学びや挑戦をこのコラムに残し、発信していくことも、私の育休ミッションのひとつとして最後まで取り組んでいきたいです。

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