【コラム】
ママボランをやってみて得られた3つのこと【育休ボランティア日記vol.8】

※ママボランでボランティア中の浜本晴菜さんにコラムを書いていただいています

2018年も残すところあと2週間。

「子どもを取り巻く環境をテクノロジーでよくする」をミッションに掲げて、保育園のICT化に取り組んでいるベンチャー企業スパインラボでママボランを始めて、早くも4カ月目が終わろうとしています。最初の2カ月のアウトプット目標だった保育士さん向けの制作物も、年明けからコドモン導入園に配布されることが決まり、1つ形に残る成果物が出せてとてもうれしいです。

そしてここから3月の育休終了まで、もう1つ新しいプロジェクトをお手伝いすることになりました。引き続き、ママボラン開始当初のミッションだった「写真販売を加速させるコンテンツ作り」に取り組みつつ、今までにない新しいサービスの企画に着手します。保育園と働くパパママをつなぐスパインラボだからこそやるべきサービスであり、私自身も子育て中のいち母親として「こんなサービス欲しかった!」と思うので、形にすべく全力投球していきたいと思います。

スパインラボでボランティアをする中で日々感じるのが、かかわることすべてに「親」としての視点や意見が活かせるということです。それが業務を面白くしていますし、すべてが回り回って子どもたちを取り巻く環境を良くしていくことにつながっていると思うと、とてもやりがいがあります。相変わらずスパインラボのみなさんは日々忙しくて、いつ会っても「やることがありすぎて…」と頭を抱えていますが、そんな中でもみなさんその状況を楽しんでいるようにも見えて、忙しさの中にも自分たちの手で会社を作っているというやりがいがあるんだろうなと感じます。一人一人の仕事がダイレクトに会社の成長につながっていること、そしてそれを感じられることがベンチャーで働く醍醐味であり、ママボランを始めなければ経験できなかったことでした。大きな会社には大きな会社なりに、社会的インパクトのある案件や、流通規模の大きさなどでやりがいを感じられることもありますが、いち社員の仕事が会社の利益や、クライアントの課題解決につながっている感覚はベンチャーでしか味わえないのではないでしょうか。

前回のコラムでは、育休が自分を育てる時間にもなっているという話を書きましたが、今回はママボランを4カ月やってみて具体的に身についたスキルや、得られたものについて書いてみようと思います。もちろん、ボランティア先での働き方や個人のスタンスにもよると思いますが、これからママボランを始めるママたちにとって「ママボランってこんなことが得られるんだ!」という期待や、始めるうえでのモチベーションにつながればうれしいです。

コラムを最初から読んでくださっている方はご存知だと思いますが、私は新卒から大手企業で企画職として働いていて、転職経験は1度もありません。ゆえに、入社8年目にして育休中にITベンチャーでボランティアをする!となったものの、正直めちゃくちゃ不安でした。会社の中ではそれなりに経験を積んで、いろいろと仕事はできるようになったものの…、私が自分の強み・スキルだと思っていることって他社で、しかもベンチャー企業で通用するの?しかも育休中で24時間乳児と一緒で仕事なんてできるの?といろんな不安要素を抱えていました。きっとこれからママボランを始めたいと考えている方々も同じ思いの方は多いのではないでしょうか。

ママボランを始めるにおいて私はひとつの戦略を自分の中で立てました。それは、様子見をしないこと。ママボランはフルリモートでの受け入れも多く、出社したとしても週1?月1であとはオンラインでのコミュニケーションになります。つまり「様子見」している場合じゃないのです。相手の出方を伺って、受身体制でいると何も得られないと、あっという間に活動期間が終わってしまい、「あー、結局何がしたかったんだっけ?」となってしまいます。もったいなすぎる!!!

そこで、ママボランを人一倍楽しんで、自主的にアンバサダー活動をしている私から、ママボランをモノにする3つのコツをお伝えします!(あくまで浜本談なので個人差あることご理解くださいませ)


まずその1、圧倒的主体性を持つべし!

上記の話の続きになりますが、様子見していては何も得られないまま活動期間が終わってしまい、お互いに消化不良のまま解散となります。相手の動きを待つのではなく、まず自分からアクションを提示しましょう。「こんなことやりたいと思っているのですができることはありますか?」「ここもっとこうした方がいいと思うのですがどう思いますか?」といった具合です。

もともと主体性ないよ、という方はこの機会に主体性を育ててみましょう。自分の会社の中でいきなり主体性を発揮したら「あいつ急に張り切りだしてどうした?」となりますが、ママボランの受け入れ先はもちろん初めましての人ばかりなのである意味その機会を利用して新しい自分をデビューさせることもできます。私はもともと主体的に動く方ではありましたが、それをかなり前面に押し出してママボランに臨みました。ママボランを通して成長したい自分の理想像があったので、それを演じているイメージです。普段の私だったら躊躇してしまう場面も、「ITベンチャーでママボランをする私」だったらどう動くだろう?という思考で行動しています。その積み重ねで結果的には私は理想像に近づけていますし、ボランティア先からも主体性を評価していただいています。

ママボランの受け入れ先はベンチャー企業やNPOがほとんどなので、自分で考えて主体的に行動できる人が求められます。指示を待つのではなく、積極的にコミュニケーションをとってガンガン動きましょう。行動量に比例して、仕事は圧倒的に楽しくなります。


その2、コミュニケーションおばけになるべし!

人との会話や人間関係の構築がうまい人、いわゆる「コミュ力」が高い人のことを「コミュニケーションおばけ」と呼ぶそうです。ママボランをする中で一番と言っても過言ではないほど大切なスキルが「コミュニケーション」だと感じます。ボランティア先との条件や働き方のすり合わせ、自分のできること・やりたいことの提示、信頼関係の構築、日々の業務のやりとり、何をとってもコミュニケーションスキルが必要になります。特に在宅での作業が主になるので、直接顔を合わせないオンラインコミュニケーションスキルも求められます。これはSNS世代としては得意分野なので、即レスを心がけたり、マメに情報共有をしたり、自分のことを発信したりと、オンラインでもなるべく近い距離感を保つことを心がけています。しつこく話しかければいいというわけではなく、スケジュールを引いて共有する、現状を報告する、アウトプットをラフの状態で相談する、など区切りのタイミングを作るのも立派なコミュニケーションです。業務をしっかりこなしていても連絡がプツっと途切れたり、自己開示をしない人は一緒に働いていて楽しくないですよね。基本的なことですが、目を見て話す、ニコニコする、ハキハキする、なんてこともコミュニケーションにおいては大切なことだと思います。


その3、ママボランをアウトプットすべし!

これはあくまで私の個人的なおすすめですが…。ママボランやっている「だけ」ってもったいない!!!学んだこと、感じたこと、考えたことをアウトプットすることで、より自分の中で深まり、血肉になると感じています。この「育休ボランティア日記」ももともとはnoteで勝手に書き始めたものです。それを図々しくも「こんなの書いてみました!」とママボラン事務局に送ってみたところ、Facebookページでご紹介いただき、vol.2の原稿を送ったところで「コラムとして連載していただけませんか?」とオファーをいただきました。こうして2週間ごとの〆切ができたので、どんなに忙しくても文章を書く時間を作って、ママボランでの学びを言語化しています。今では「ママボランって何が良いの?」という質問にもすらすら答えられますし、オンラインでの問い合わせにはサッとこのコラムのURLを送ることもできます。育休中のキャリアのブランクに悩んでいる人がいたら前のめり気味にママボランの話をしたり、ママボランにマッチしそうな活動をしている友人を事務局に紹介してみたり、私の周りでは完全に「ママボランのことははるなちゃんに聞け!」というイメージが確立しています(笑)アウトプットを続けることができているのは、単純に私自身が心からママボランを楽しんでいて、育休中に他社で働くことの価値を実感しているからです。


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この3つのコツの通り、私がママボランをする中で得られたことは

1.主体的な思考・行動

2.オンライン&オフラインコミュニケーション力

3.アウトプットの習慣

の3つです。正直、仕事をするうえで必要なスキルってこの3つがあれば十分なんじゃないかなと感じています。今まで経験のないことややり方が分からないことでも、この3つのスキルを駆使すれば大体のことはできると思います。今まで転職や異動経験もないことから「自分に足りないもの」にばかり目を向けがちでしたが、ママボランを通してこの3つをはじめ「自分の持っているもの」をしっかり把握して、それに自信を持てるようになりました。もしかしたら、これが一番の収穫なのかもしれません。自信が持てる持ち物をもっと増やすべく、残りの育休期間もママボランを楽しみたいと思います。

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