【コラム】
「企業と一緒に女性の新しい働き方を創りだす」Warisプロフェッショナルのサービスをご紹介【働き方トレンド最前線vol.9】

働き方に関する世の中の動向や今話題のサービス、トレンドについて発信する「働き方トレンド最前線」。今回は、マーケティングや人事、経理などの経験を持つ女性フリーランスと企業をマッチングする「Warisプロフェッショナル」についてインタビュー形式でご紹介します。

お答えいただいたのは、株式会社WarisのHR&PRを務める西原沙季さん。Warisプロフェッショナルのサービスに込められた思いや、派生して最近注力されている離職女性の再就職支援、今後の展開などについてお話くださいました。


―メディアでWarisのサービスを拝見する機会が増えてきました。Warisプロフェッショナルがスタートした背景を教えてください

Warisは2013年に米倉史夏、田中美和、河京子の3人が立ち上げました。それぞれが仕事と家庭のバランスに思い悩み、また同じ課題を抱える女性たちと多く出会ったことが設立のきっかけです。

米倉は、子育てと仕事の両立に悩んで、当時働いていた企業を辞めています。その後、ご縁があり、週4日、業務委託として採用広報の仕事をしていました。フルタイムではなく週4日働くことで、育児と仕事のバランスがとても快適だったので、「この働き方をもっと広めたい」と思ったことがWarisの事業につながっています。

田中は勤めていた日経BPの記者時代に多くの女性をインタビューする中で、女性がキャリアに不安を感じている実態を知り、河は前職で人材紹介に携わる中で育児中の女性の転職の難しさを肌で感じ、働く女性の力になりたい、現状を変えたいと考えていました。この3人が集まり、今の「Warisプロフェッショナル」の原型となるアイデアでビジネスコンテストに応募したところ賞をいただいたことが後押しとなり、事業をスタートさせました。

おかげさまで、17年度のメディア掲載は200件以上で前年度の1.5倍。「Warisプロフェッショナル」から派生して、17年に本格始動した、女性の再就職を支援する「Warisワークアゲイン事業」の問い合わせも増えています。政府や社会が女性活躍に注目する中で、「女性の働き方」という社会課題をテーマに事業を進めてきた弊社に関心を寄せていただいているのを感じます。また、フリーランスという働き方に対して、「自分の力で働く」というポジティブなイメージが定着してきたことも一因だと思います。


―我々もママボラン事業を運営する中で、女性の働き方についての関心が高まってきていることを日々実感しています。Warisプロフェッショナルのサービス内容について教えてください

「Warisプロフェッショナル」は、「新規事業を創出したい」「広報・マーケティングを強化したい」「組織力をアップするため人事制度・評価を見直したい」などのニーズがある法人に、経験豊富なフリーランス人材をご紹介、マッチングするサービスです。現在の登録者は、大手企業などで10年以上の実務経験のある30~40代前半の女性を中心とした7,500人(18年12月現在)。みなさん、リモートワークを取り入れながら柔軟な働き方で子育てと仕事を両立しつつ、難易度の高い仕事を担っています。


―フリーランスとして働いている方々と企業のマッチングなのですね。どのような企業が利用されているケースが多いですか?

「社内にノウハウがない領域で力を貸してほしい」「一時期だけ特定の部門を強化したい」という理由で、即戦力人材を必要とされている中小企業やベンチャー企業が多いです。毎月約100人が業務委託などで稼働しており、顧客企業は1,600社にのぼります(18年12月現在)。


―具体的な導入事例を教えてください

10年に創業された株式会社ギフティさま。コーヒー1杯、ドーナツ1つといったカジュアルギフトを、SNSなどを通して個人間で贈れるサービス「giftee」を展開されています。ギフティさまではサービスの骨格が固まり、次の段階を担える人材を探していらっしゃいました。そこで起用されたのが、大手企業で事業運営の経験があるフリーランスの女性です。目標値の設定、および設定に必要な数字の抽出、抽出のための仕組みづくりなど、事業運営のノウハウを持った人材がチームに加わったことで、課題の可視化、課題解決の効率化ができたという声をいただきました。

また、全国でホームセンター「カインズ」を展開する株式会社カインズさまは、商品やサービスの拡充とともに広報業務が増え、タイムリーな情報発信やメディア対応なども後手に回さざるをえないという悩みをお持ちでした。社内・社外広報を一手に引き受けてくれるプロフェッショナルを探していらっしゃったところに起用されたのが、PR会社でのPRディレクター経験がある女性です。豊富な経験と広いネットワークを持つ人材が加わったことで、リリースの配信やメディア対応など、日々の広報業務がスムーズになると同時に、商品ごとのメディアへのマッチングもできるようになり取材件数が増加したそうです。


―プロフェッショナル人材が入ってくれることで、高い成果を上げられた事例ですね。「Warisプロフェッショナル」とは別に、最近は離職中女性の再就職支援を目指す「Warisワークアゲイン事業」や、「ダイバーシティ・女性活躍推進」「働き方改革」に関する調査・研修・コンサルテーションにも力を入れていらっしゃると伺いました。そちらについても教えてください

いずれもWarisプロフェッショナルで培ったノウハウを活かした派生事業です。Warisワークアゲイン事業は、育児・介護、配偶者の海外転勤といった理由でやむなく離職した女性の再就職を支援しています。企業で1~3カ月のインターンシッププログラムに参加して、正社員や契約社員として入社するというものです。参加するママたちは、社会人としてのベーススキルや、子育てを通じて臨機応変な対応力やコミュニケーション力、また仕事に対するモチベーションや自走性も高いにもかかわらず、ブランクがネックになり就職がなかなか決まらない方々。国の関連機関とも連携し、彼女たちの支援に力を入れていきたいと考えています。


―どちらの事業も、長く働きつづける女性が増える中でニーズがさらに高まりそうなサービスですね。最後に、これからの展望について教えてください

フリーランスという働き方はこれからもっと広まっていくと思いますが、彼女たちが働きやすい環境はまだまだ整っていないと感じます。現在、「自分らしく自由に働きたい」と、フリーランスへの転向を考えている女性などに市場価値のあるコアスキルや、これからのキャリアについてアドバイスするカウンセリングを提供していますが、今後は現在フリーで働いている方の支援を手厚くしたいと考えています。一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会とも協力し、フリーランス向けのカウンセリングサービスの提供を準備しています。あとは、フリーランスの悩みとしてよく上がるのが、フリー同士の横のつながりがない、仕事のパートナーを見つけるのが難しいという点。フリーランスコミュニティの立ち上げも計画しており、その解消に役立てたいと考えています。

フリーランスという働き方を広めてきた会社の先駆けとして、ハブ的な立場でフリーランスの方々をつなぎ、より彼女たちが働きやすい環境をつくることに寄与していきたいと考えています。


★「Warisプロフェッショナル」のサービス詳細はこちらhttps://waris.co.jp/service_company


―働く女性の助けになりたい、と強い思いからスタートしたWaris。働く女性は増えましたが、結婚や育児、パートナーの転勤など、ライフイベントによって働き方を変えざるを得ない女性も少なくありません。フリーランスという働き方が浸透すれば、その時々に大切な何かを「あきらめる」のではなく自らの意志で新しい生き方を「選び取る」ことが可能になるのではないでしょうか。社会意識の変革で今後は、育児や介護といった問題に女性だけでなく男性も直面するようになるはず。Warisが提案する選択肢はすべての人にとって働きやすい社会をつくり出してくれると感じました。

「働き方トレンド最前線」。次回も働き方に関するトレンドをお伝えします。お楽しみに!

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