【コラム】
【特別インタビュー】ワーママ・オブ・ザ・イヤー2018受賞者 岩田かおりさん

※写真提供:ベネッセ

パワーママプロジェクト(http://powermama.info)が主催する「ワーママ・オブ・ザ・イヤー2018」を受賞されたママたちへの特別インタビューです。今回は、「ガミガミ言わなくても勉強する子に育てる」かおりメソッドを提唱している株式会社ママプロジェクトJapan代表の岩田かおりさん。ご自身のお子さんを幼児教室に通わせずに都内の国立小学校受験に合格させた経験と幼児教室講師の経験をきっかけに独自メソッドを開発したという岩田さんに、現在に至るまでの経緯をうかがいました。


―受賞おめでとうございます。現在は「かおりメソッド」講座を開講されてご活躍中ですが、講座を開講されたきっかけや今に至るまでのご経歴を教えてください

私には、高1・中2・小4(19年2月現在)の子どもがいるのですが、「かおりメソッド」を始めたきっかけは大きく3つあります。

1つ目は、10年ほど前に長男が国立の小学校受験をしようと思ったことです。私は関西出身で教育熱心な家庭で育ったわけではなかったのですが、夫の転勤で東京に来て、幼少期のときから幼児教室で勉強させる人が多いことに驚きました。私は志望校の過去問や書籍を見て、幼児教室には通わせずに自分で独自の方法で子どもに教えていたのですが、周りのママたちはお子さんが3歳ごろから勉強をさせていたり、1日20枚くらいのプリントをこなしたり、幼少期から机上での勉強をしていたことに衝撃を受けました。

2つ目は、3人目の子育て中に働き方を変えようと思い、幼児教室の講師に転身したことです。ただ、そこでの教育が、自分が子育てで大切にしていたこととは真逆の方針のこともあり疑問を持つようになりました。私は、子どもの「やりたい!」という気持ちを大切にしたいと思っていたのですが、そうではないこともあって。たとえば、リボン結びの練習。「うさぎさんのお耳できたかな?」とリボンを結びながら教えるのですが、座るのもままならない子どもの機嫌を取りながらやるということも。

私自身は、自分の子どもにはお風呂に入っているときに、「こうしたほうがきれいなリボンができるかな?」とゲームのようにまずは私がやってみせたんです。そうすると、子どもが「やらせて、やらせて」と自然に言ってきて、遊びのように楽しみながら練習し始めました。そうやって、子どものやりたい気持ちができると、あっという間にできるようになるんですね。でも幼児教室で、半ば強制的にやらされている子の中には、半年かかってもできるようにならない子もいて。それは決して能力の差ではなく、自分から「やりたい!」と思っているかどうかの違いだと思いました。

3つ目は、中学校受験を考えている周りのママたちが、「塾に早いうちから行かせないといけない」「通信教育をやらないと学習習慣がつかない」と思い込んで、商業ベースの話ばかりしていたことです。そういった話に心がざわざわしつつも、私は「子どもがやる気になったときじゃないと意味がない」と思っていたので、家では「勉強って楽しい」と子どもが思うような仕かけをつくり続けました。それが結果につながったということがあり、商業ベース・ママ友のうわさに踊らされない軸をつくらないといけない、そして、それを体系化して伝えなくてはいけないと思ったんです。資源がない日本は人材が1番の資産。それなのに、「学ぶことは大変」と思う子どもたちを量産してしまっているのではないか、私がやってきたことを体系化して伝えることで、日本の未来が変わるのではないかと思い、このジャンルで勝負しようと思いました。


―本質を見極める力があったのですね。ご自身のお子さんに「勉強をしなさい」と言ったことはありますか

幼少期に「勉強しなさい」「~をやりなさい」と言ったことは1度もありませんね。たとえば、ひらがなの学習。強制的に「プリントをやりなさい」と言われると、子どもは嫌がります。「勉強って楽しい」と子どもに感じさせるために、私は子どもが好きだったポケモンのキャラクターの名前をひらがなで書きました。そしてそれで遊んでいるうちに、子どもも自分で書いてみたいというようになり、自然にひらがなを習得しました。


―岩田さんは3人のお子さんがいらっしゃいますが、ご自身はどんなワーキングママでありたいと思っていますか

私は、子育てを主軸にしたいと考えています。子育てには次のような3段階のステージがあると思っています。

・小学校入学前:【愛情期】とにかく「安心」を提供することを心がけます
・小学生:【寄り添い期】生活習慣や学習習慣ができる時期なので、たとえば宿題の最初の5分は一緒にやったり、一緒に調べたりするなど、寄り添います
・中学・高校生:【泳がせ期】口出しはしない。失敗、涙をのむ経験もさせる

この各ステージに対応できるようにしたいと思い、仕事を選んできました。収入やキャリアは取り返しがつくと思うのですが、人を育てることは取り返しがつかないことだと思っています。親子の関係性はあとあと修復するのは大変なので、10年後に後悔しないように、子育てを大切にしながら仕事をしていきたいと思っています。


―今後は、どんなことに力を入れていこうとお考えですか。夢や目標を教えてください

「かおりメソッド」を始めたきっかけにもつながりますが、子育て中は商業ベースやママ友のうわさに惑わされて子育ての本質を見失いがち。子どもは1人1人、持っている「種」が違うので、隣の子と比べないことが大切。自分の子どもは何が得意で、何に情熱をかけられるのか、それを引き出せるママを増やしたいです。親は最強のサポーターだからこそ、我が子の才能を伸ばすためのスキルが必要。日本の未来を担う次世代の育成ができる社会の実現を目指すママのプロジェクトで大きなうねりを起こしたいです。


―仕事と育児を両立するうえで大切にしていることはありますか

何より、人との出会いを大切にしています。人とのご縁が人生を変えると思っています。「この人と話したい!」という自分の気持ちは見逃さないようにしています。


―最後に、今、育休中のママたちにメッセージをお願いします

育休期間は人から遅れを取ってしまうとか、取り残されていると思ってしまうこともあるかもしれませんが、でも今のその期間も大切な人生の1ページです。せっかくなら、モヤモヤ過ごすのではなく、今できることはなんだろうと、楽しみながら前向きに過ごすと、今後のキャリアにつながる貴重な時間になるのでは思います。ネガティブに過ごすのではなく、前向きに次の1歩を考えて楽しんでほしいです!


【プロフィル】…子ども教育アドバイザー。日本をママの力で輝かせる!株式会社ママプロジェクトJapan代表取締役。幼児教室勤務を経て、「子どもを勉強好きに育てたい!」の思いから、独自の教育法を開発。ガミガミ言わず勉強好きで知的な子どもを育てる作戦『かおりメソッド』を全国へ展開中。株式会社リクルートでの社内講座は働く親に大好評。PHPすくすく子育て、雑誌VERY掲載、ラジオ出演などメディアでも活躍中。3人(1男2女)のママ

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