【コラム】
復帰後のシミュレーションを始めました【育休ボランティア日記vol.5】

※ママボランでボランティア中の浜本晴菜さんにコラムを書いていただいています

前回のコラムでは子どもを一時保育に預けて出社したことを書いたのですが、その後、打ち合わせで詰めたことをまとめたい!動きたい!集中して作業したい!という気持ちとは裏腹に、息子は日に日にパワーアップしていき、昼寝も細切れで抱っこしながらなのでまとまった作業時間が取れずにいました。

男の子あるあるなのか分かりませんが、6カ月を過ぎたあたりから後追いっぽい甘えがすごくて、起きている間は常にそばにいないと泣きます。かわいいな~という気持ちと、いやいやいや何にもできない!!!って気持ちに挟まれている今日このごろです。

ママボランを始め、パラレルキャリアでもいろいろやりたいことが山積みの私は、日々スケジュール調整やタスク管理に追われていますが、これ復帰したらどうなるんだ?と最近よく考えています。子どもが1人だったときは正直、力業でなんとかやっていました。夜8時半まで開園している認証保育園に通っていたので、急な残業の場合は当日の延長も可能、午後4時までに連絡すれば夜ご飯まで出してくれました。感染症にかかった場合は夫と交代で休んで、それでも回せなければ都内に住んでいる義母を招集していましたが、なるべく夫婦間で完結するよう心がけていたように思います。

でも子どもが2人ともなると、夫婦2人の気合だけでは回していけません。子どもが2人以上いて、フルタイムで働いているママたちに話を聞くと、必ず出てくる3ワードが「巻き込む」「頼る」「手を抜く」です。仕事、家庭ともにいかにサポーターをつくっておくかが、自分らしく楽しく働き続けるためのカギらしい…ということで、いかにスムーズに復帰して2人育児とフルタイム勤務(と、あわよくばパラレルキャリアとそのほかもろもろ自分のやりたいこと)を両立していけるかのシミュレーションを、復帰半年前にして開始しました。


両立3ワードに沿って、私が今、取り組んでいることをご紹介します。


まず「巻き込む」ですが、これは育児の最大のパートナーであり、家庭の共同経営者である夫に、私の働くことについてのスタンスを理解してもらい、復帰後は家事・育児ともにフィフティーフィフティーの完全平等分担制に持ち込むことから始まります。幸いうちの夫は、家事・育児力ともに私を優に上回っているのであまり心配はしていないのですが、育休中はどうしても私の負担のほうが大きくなってしまうので、それに慣れさせないようには意識しています(笑)。我が家では割と頻度高く、仕事や働き方の話をしています。普通の夫婦の会話の中に仕事をあえて持ち込むことで、お互いのことをより尊敬し合えるし、苦労も分かち合えるのかなーと感じています。

それから育休中でも会社の上司に定期的に連絡を取り、復帰後の働き方について自分の希望を伝えるようにしています。こういう話は復帰してから「じゃあどんな感じで働こうか~?」じゃ遅いと思っていて、育休中から会社を巻き込み、自分のやりたいことや、理想の働き方を共有しておくことで、復帰後のギャップや“浦島太郎現象”が回避されると思っています。

育休中にベンチャー企業でボランティアをしていることも会社には伝えていて、その経験を持ち帰り、働き方の変革やダイバーシティー推進など社内の取り組みにも活かしたい旨を話しています。自分の興味本位で始めたことも、せっかくならその経験を最大限活かすために会社を巻き込もうと考えています。

次に「頼る」ですが、ここは今回の育休でとことん力を入れていこうと思っています。育休中のくせに家事、育児を外部に頼るってかなりハードルが高いことだと思うのですが、復帰してから頼ろうと思っても日々の忙しさや時間のない中で、調べて、決めて、申し込むというプロセスが面倒くさくて結局動けなくなってしまいます。家事、育児のアウトソーシングは、自分のストレス軽減のための投資だと思っているので積極的に取り入れていきたいです。ママのストレス軽減が、結局回り回って子どものため、家族のためになるのでそこにお金を払っていると思えば惜しくないですよね!!!

今、取り組んでいるのは、ベビーシッターとファミリーサポートの活用。ベビーシッターはママボランの特典で月に10,000円分の補助券が支給されるので、ありがたく使わせていただいています。最寄り駅在住のシッターさんが見つかったので、指名で頼んでいて2~3時間自宅で子どもを預けて、近くのカフェで集中してボランティア業務やパラレルキャリアに取り組むことでリフレッシュしています。

ファミリーサポートは育休中に相性の良い方を見つけておいて、復帰したら定期でお願いしようと思っています。週に1日でも「お迎えに行かなくていい日」があると、夫婦ともに仕事のバッファーとしても使えるという戦略です。下の子も、育休中にいろんな人に預けて他者とのかかわりに慣れておくことで、保育園デビューもスムーズになるはず!?という期待も込めています。

最後に「手を抜く」…。これは今さらがんばらなくても、日々やっていることなのですが(汗)。手を抜く=悪いことや恥ずかしいこと、ではなく家族が円満に暮らすために必要なこと、という意識は強めていきたいです。私は料理が得意でも好きでもないので、そこに労力はかけたくありませんが、毎日おいしくて健康に良いものは食べたいし、子どもたちにも食べさせたいという気持ちはあります。今は働く女性も増えたので、「時短」や「手間なし」みたいな切り口のサービスが当たり前になってきたのはとてもありがたいです。

我が家もパルシステムのミールキットや冷凍のお惣菜などにはかなり助けられています。6カ月の息子の離乳食も今のところすべてパルシステムの冷凍裏ごし野菜と、市販のフリーズドライやレトルトです。私が野菜を刻んで、ゆでて、裏ごしして、洗い物とイライラをたんまり溜め込むよりも、チンして1分でできる離乳食をニコニコと食べさせる方が息子に良いと思っているからです。今の便利な世の中で子育てができているのはとてもありがたいですし、これからも手が抜ける部分はどんどん抜いて、子どもとのコミュニケーションや自分の息抜きに時間を回していきたいと思います。


・・・


前回のコラムでも書きましたが、私が目指しているのは「会社の中でも外でも自分らしく働くこと」。

具体的に言うと、私の考える自分らしい働き方とは、

1.時間や場所、環境にしばられずに自分の裁量で自由に働くこと
2.働くうえでの選択肢を多く持ち、状況に応じてすぐ判断できるブレない軸を持つこと
です。選択肢を多く持つ、という点では会社員とフリーランス(パラレルキャリア)の両軸で働き続けたいですし、その中でいかに自由な働き方をするか、自分自身が実験台となり模索していきたいと思っています。

そんなことを考えているときにふと思い出したことがありました。私は、子どもを生む前は妊娠・出産=キャリアの崩壊だと思っていて、すごく怖かったんです。

仕事大好き人間ゆえに、会社から離れて遅れを取るのが怖くてなかなか子どもを持つことに踏み切れませんでした。でも1人目の産休・育休中もパラレルキャリアを続けて、2人目の育休中はママボランと出会い、ベンチャー企業でのボランティアに挑戦して、会社でずっと働き続けているよりもキャリアアップできているような感覚です。今回の育休はブランクを感じるどころか、フルタイムで働いていたころより忙しくて1日24時間じゃ足りないくらいです。

ママボランを始め、プロボノ、コミュニティー運営、育休MBAなど今の時代は育休中の選択肢ってたくさんあるのに、それを知らずになんとなく育休を過ごして、なんとなく復帰して、マミートラックに陥ってしまったり、これからのキャリアに悩む…。でも子どもがいるから環境を変えられないという状況ってすごくもったいないと思うんです。

あくまで仕事が好きで、育休を活かしてキャリアアップしたい、本業ではできない経験をしたいという意思のある人であることが前提かもしれませんが、育休を活用できる情報が会社から提供されたり、育休を有意義に過ごした先輩ママの話が聞ける場が産休・育休に入る前にあったら良いのにと感じました。「なんとなく育休を過ごしたくない」と思ってる人にとっては、有意義な育休を過ごしているママとのつながりはニーズがあると思うので、会社の中でも産休前の女性社員と、育休明けで働いているママとのコミュニティーをつくりたいなと思っています。

という感じで、復帰したらやりたいこともぽつぽつと出てきたので、来春以降もやりたいことはあえて絞らずに可能な限りパラレルなキャリアを歩んでいきたいです。そのための準備は、育休フル活用で半年がかりで体制を整えていこうと思います。

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